『腸が脳に関わる』考え方
最近ではストレスを受けると腸内環境が一時的にでも悪化することがわかっています。
いくつかの学会発表でも、うつ病を発症するメカニズムとして腸内フローラ(腸内環境)の関与が報告されております。
(↑病の原因は複合的なので、発症の一つの要因として↑)
医学的に、副腎皮質から分泌されるコルチゾールという一種のホルモンがあります。
ストレスを受けたときに脳からの刺激でコルチゾールの分泌が増えることからストレスホルモンとも呼ばれています。
ここ数年の研究では、乳酸菌やオリゴ糖など腸内に善玉菌を増やす生活習慣によりストレスに伴うコルチゾールが抑制され、ストレス耐性が高まることが示唆されております。
日常の食習慣のちょっとした気遣いで、腸の環境が良ければストレスにいくぶん強くなるということなのです。
情報量が多い社会と日常では様々なタスク(思考や仕事など)に追われる傾向の現代だからこそ、
『腸活』とか『腸内フローラを整える』というワードがテレビや書籍などで取り上げられているのかもしれませんね。
ストレスは意図してもすぐに減らせない状況はあります。
腸から脳や身体の健康を考える、という視点は
人生100年時代、健康寿命を延ばす時代に必要なことかもと。
この考え方が少しづつ広まるといいなと思います。