アトピー性皮膚炎

<概要>

アトピー性皮膚炎が発症するには、いくつかの素因が考えられます。発症のピークは小児期から思春期の時期にありますが、どちらも自然治癒に向かう傾向があります。しかし一方では、成人になってもアトピー性皮膚炎の症状が続く患者さんが増えております。

発症のメカニズムとして、皮膚の過敏性や乾燥性とIgE抗体の産生を中心とする免疫異常があげられます。この背景に加えて様々な外からの要因が加わることによりアレルギー反応が起こり皮膚が損傷します。また外からの要因が継続して加わることによっても、再発と慢性化が起こるものと考えられています。

治療としてよくステロイド系の薬品が用いられます。皮膚の症状は薬を塗った時は治まりますが、ステロイドに依存した皮膚は本来備わっている回復力を失い、再びステロイド薬に依存する状況に陥ってしまうことが難点です。

<治療について>

アレルギー症状を再発させないからだ作りが、治療目的となります。
東洋医学ではアトピー性皮膚炎は「湿(湿気)」「熱」「血の滞り」によるものと診ます。これらを解消するために臓腑(東洋医学の臓器)の調子を整え、また腸内環境の改善や皮膚の強化といった体質改善をはかります。

治療を重ねていくうちに、症状が軽度な状態で続いているが急に悪くなることはなく、たとえ悪くなっても治療ですぐ落ち着くといった皮膚状態から徐々に軽快へと向かっていきます。治癒する時期には個人差があるものの、治療を行っていけば必ず改善していく疾患です。

⇒『子どものアトピーについて』もご覧下さい。クリック

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