脉診流経絡治療とは

誰ものからだに備わっている自然治癒力を引きだし病気になりにくいからだへ

からだには片側にそれぞれ12本の気(エネルギー)の通り道があります。神経や血管とも違う、目には見えない気の巡るラインと考えて下さい。これを「経絡(けいらく)」といいます。
診察では手首の脉(脈・みゃく)・腹部の艶・ツボの反応を診させてもらい、からだの状態と経絡(けいらく)の変調を把握します。
診察の次に、手足にあるツボを選んで鍼の治療にかかります。ツボは経絡上に位置しており、鍼でソフトに刺激をすると、からだ全身の経絡の中を流れる気を調節ができます。経絡中の気がスムーズに流れると、誰ものからだに備わっている治癒能力が高くなります。
ただ症状を抑えるというものではないため、多くの疾患の治療に適応できます。
診察から治療の終わりまで手首の脉(みゃく)が指標になるため、鍼を1本するごとに脉をみて確認することもあります。からだが変われば、脉にその変化が反映されるためです。
これが脉診流(みゃくしんりゅう)の名をあらわします。
この治療の利点として施術の際に使用するツボが少なく、鍼はとても浅く刺鍼するため、からだに負担をかけることがありません。痛くもありません。子どもからご高齢の方まで、リラックスして落ち着きながら治療を受けていただくことが出来ます。
不調和なからだを、修復力の高い状態へ改善することに優れた治療のため、生活習慣病、アレルギー疾患、婦人科疾患、難病などの治癒にむけての効果が望めます。
また東洋医学には「未病治療」(病気になる前の段階で治すのが最も良い)という考え方があります。定期的な治療は、病気になりにくいからだに少しでも近付けるという目的があります。

東洋はり医学会 関西支部

鍼灸の果てない可能性への追求新たな目標と希望

私の師匠である宮脇鍼灸院院長の宮脇和登先生が設立した支部であり、経絡治療の専門家を多く輩出している学術団体です。支部会員数は180名と名実ともに、日本でも屈指の団体です。大阪で毎月3回、東京で2年に1回の学術と実技講習会に参加して、知と技の向上そして、こころの歩みを止めぬよう前を向いて進歩を続けております。対外的にもオープンな団体であるため、鍼灸業界への多大な貢献活動をしていることでも知られています。
肩こりや腰痛などの整形外科的なことはもちろん、内科系、精神内科系、循環器系、婦人科系、アレルギー疾患、小児疾患、代謝疾患などの治験や学術発表があります。鍼灸の果てない可能性を追求する内容で充実しているため、毎年多くの方が入会されます。尽きることのない夢、新たな目標と希望が生まれてきます。